「賃貸だから、お風呂のリフォームなんて無理…」と諦めていませんか?
実は今、工事不要・原状回復OK・お手軽DIYなど、賃貸でもできるお風呂リフォームの選択肢がどんどん広がっています。築年数の経ったユニットバスや狭くて寒い浴室も、少しの工夫やアイデアで驚くほど快適&おしゃれな空間に生まれ変わることが可能です。
賃貸住宅の場合、「大規模な工事はできない」「退去時に原状回復が必要」など、どうしてもリフォームのハードルが高く感じるもの。しかし、貼って剥がせるシートや簡単に取り外せるパーツ、便利なバスグッズなどを上手に活用すれば、大切な住まいをもっと心地よい場所に変えられます。
このページでは、賃貸OKの簡単DIYアイデアや、原状回復できるおすすめアイテム、取り外し可能な設備の交換法、季節ごとの快適グッズまで、今すぐできるリフォームテクニックを豊富にご紹介。
もちろん、「大家さんや管理会社への確認ポイント」や「退去時にトラブルにならない注意点」もあわせて解説します。
「賃貸だけど、お風呂をもっと快適にしたい」「おしゃれで使いやすいバスルームに憧れている」「寒さや掃除のしにくさをなんとかしたい」と思ったら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
お金をかけず、手間も少なく、今すぐできる“賃貸リフォーム”で、毎日のバスタイムがきっともっと楽しみになるはずです!
賃貸でお風呂をリフォームする際の基本ポイント
賃貸のお風呂リフォームは、戸建てや分譲マンションと違い、「できること」「できないこと」がはっきりしています。そのため、始める前に必ず押さえておきたい基本ポイントがいくつかあります。
賃貸ならではの注意点
賃貸でリフォームや模様替えを考える際、最大のルールは「退去時に原状回復できること」です。
お風呂リフォームの場合も、大規模な工事や恒久的な構造変更は原則NGとなります。
- 浴槽や壁・床の交換、配管・配線の変更などはできない場合が多い
- 接着剤や釘・ビス止めが必要な工事は基本的に避ける
- 既存のパーツを無理に取り外したり壊したりするのは絶対にNG
また、共用部(マンションやアパートの廊下やパイプスペースなど)への作業・搬入には特別な注意が必要です。
大家さん・管理会社への確認事項
「これなら大丈夫そう」と思っても、念のため必ず事前に管理会社や大家さんへ確認しましょう。
- どこまでなら許可が必要ないのか
- 貼って剥がせるシートや、パーツ交換、バスグッズの設置はOKか
- 「原状回復の条件」はどこまで求められるか
- 万が一の破損・汚損時の対応方法
ちょっとしたDIYや設備の取り換えでも、トラブルを避けるために一言確認しておくと安心です。
特に「設備の交換」や「電気・水道まわりの作業」を検討している場合は、書面での許可をもらっておくと後々安心です。
工事不要!簡単DIYでできるお風呂リフォームアイデア
賃貸のお風呂でも“工事不要”なアイテムやDIYで、ぐっと使い勝手や雰囲気をアップすることができます。
ここでは、手軽にできて、原状回復も簡単なアイデアをいくつかご紹介します。
貼って剥がせるウォールシート・床シート
今や100円ショップやホームセンターでも豊富に手に入る「貼って剥がせるシート」は、お風呂の雰囲気を手軽に変える強い味方です。
- ウォールシート(浴室用)
水に強い素材のシートを、壁や浴槽の外側に貼るだけ。タイル調や大理石調、ウッド調などデザインも多彩です。
汚れやカビが気になる壁も、シートを貼るだけで一新できます。 - 床シート・バスマット
冷たいタイル床の上に貼るだけで、あたたかみやクッション性UP。滑り止めや防カビ効果のあるシートもおすすめです。
※シートを貼る前には、必ず浴室を乾いた状態にし、説明書どおりに施工しましょう。退去時には丁寧に剥がし、元の状態に戻すだけです。
おしゃれなシャワーヘッドやカーテンで印象チェンジ
簡単なパーツ交換や小物の工夫だけで、お風呂の印象はがらりと変わります。
- シャワーヘッドの交換
最近は、手で簡単に付け替えできる“高機能シャワーヘッド”が人気。節水タイプやマイクロバブル機能付きなどもあり、使い心地を大きく変えられます。 - おしゃれなシャワーカーテン
浴室のカーテンを好みのデザインに変えるだけでも、全体の雰囲気が明るくなります。ビニール素材や防カビ加工品を選ぶと清潔さも長持ち。 - バスチェアや洗面器も“見せるデザイン”で選ぶ
最近はインテリア性の高いバスグッズも豊富。カラーや素材を揃えることで、統一感のある浴室空間に。
ちょっとしたDIYやプチリフォームでも、毎日のバスタイムの満足度が大きく変わります。
原状回復できるおしゃれアイテム&便利グッズ
賃貸でも「貼って剥がせる」「簡単に外せる」アイテムなら、退去時に元通りに戻しやすく安心です。
ここでは、人気のおしゃれグッズや便利アイテムの活用法をまとめます。
マグネット収納・バスラックの活用法
- マグネット式バスラック
ユニットバスの多くは、壁にマグネットが付く仕様。シャンプーボトルやタオルバー、小物ラックなどをマグネット式で設置すれば、穴あけ不要&レイアウト変更も自由自在です。 - 吸盤タイプのラックやフック
壁や鏡にペタッと貼るだけでOK。石鹸置きやシェーバーホルダーなど、用途ごとに増やすこともできます。 - 吊り下げタイプのバスケット
カーテンレールやポールに引っかけて使うだけ。掃除の際もサッと外せて便利です。
設置・移動が簡単なので、浴室掃除や模様替えのストレスもありません。
工事不要の照明・防カビグッズ
- 防水仕様のLEDライトやキャンドルライト
浴室用の防水LEDライトは、置くだけ・吊るすだけで幻想的な空間を演出。
リラックスタイムやおしゃれなバスタイムにもぴったりです。 - 除湿剤・防カビアイテム
吊り下げ式や貼り付け式の除湿剤、防カビ・消臭スプレーなども手軽に追加できます。
カビの発生が気になるユニットバスや窓のない浴室には特におすすめ。
便利グッズを活用すれば、工事をしなくても清潔で心地よいバスルームが手に入ります。
プチリフォームで快適度アップ!
賃貸のお風呂でも、“ちょっとしたひと手間”で快適性や使い勝手を大きく高めることができます。ここでは、工事不要のアイテムや簡単なカスタマイズで実現できる「プチリフォーム」のアイデアをご紹介します。
断熱マットや風呂ふたで冬の寒さ対策
- 断熱マット・バスラグ
冬の浴室は足元がひんやりしがちですが、断熱効果のあるバスマットやバスラグを敷くだけで、快適さがぐっとアップします。滑り止めや防カビ機能付きの製品を選べば、安心・清潔に使えます。 - 風呂ふたの活用
お湯の保温性を高める「風呂ふた」は、賃貸でも使える便利アイテム。サイズが合えば市販の汎用タイプでOKです。入浴時間がバラバラのご家庭でも、お湯が冷めにくくなり、光熱費の節約にもなります。 - 窓や換気口に断熱シート・隙間テープ
古い浴室は窓や換気口から冷気が入りやすいもの。貼って剥がせる断熱シートや隙間テープで、冷気や結露の対策ができます。
浴槽や排水口の簡単カスタマイズ
- 浴槽内すべり止めシート
シールタイプの滑り止めシートを浴槽内や床に貼るだけで、転倒リスクを大きく減らせます。小さなお子様や高齢の方がいるご家庭におすすめです。 - 浴槽クリーナー&コーティング剤
落ちにくい水アカやヌメリも、浴室専用クリーナーやコーティング剤を使えば、ピカピカが長持ち。クリーニングだけでなく、汚れの付着防止効果も期待できます。 - 排水口のカビ・ヌメリ対策グッズ
市販のバイオ系排水口カバーや、除菌剤・ぬめり防止アイテムを使えば、面倒なお掃除もラクになります。
賃貸OK!取り外せる設備・パーツ交換のアイデア
お風呂の使い勝手や快適性をさらに高めたいなら、「簡単に取り外せる設備やパーツ」の交換もおすすめです。
元に戻せるものなら、賃貸でも気軽に挑戦できます。
シャワーヘッド・水栓の交換方法
- シャワーヘッドの交換
ほとんどのシャワーホースはネジ式で、工具不要で付け替えが可能です。節水タイプ・浄水タイプ・水圧UP・美容機能付きなど、お好みのヘッドでバスタイムがもっと快適に。
※取り外した純正ヘッドや部品は退去時まで保管しておきましょう。 - 水栓(蛇口)の交換
ハンドル式からレバー式へ、温度調節しやすいタイプへの交換も、最近は意外と簡単。工事不要の「後付けレバー」なども市販されています。ただし、水栓本体の交換は配管いじりが発生するので、必ず事前に大家さん・管理会社に許可をもらいましょう。
ミラーやカーテンポールの入れ替えポイント
- バスミラーの交換
古くなったり曇りやすくなったミラーも、市販の「貼るだけタイプ」や「吸盤・マグネット式」に取り替えられます。防曇・割れにくいタイプもあり、設置も簡単です。 - カーテンポール・タオルバー
突っ張り棒や吸盤タイプなら、壁に穴を開けずに設置できます。重たいものを掛ける場合は、耐荷重を確認しながら設置しましょう。 - 収納棚やコーナーラック
マグネット式・吸盤式・置き型タイプなど、壁に傷を付けずに設置できる収納グッズが充実。シャンプーや洗剤をまとめて整理でき、掃除もラクになります。
賃貸のお風呂リフォームでよくある質問Q&A
賃貸のお風呂リフォームやDIYで「こんなときはどうする?」「これって大丈夫?」という疑問は多いもの。よくある質問とそのポイントをまとめました。
工事やDIYでトラブルにならないためには?
- 事前に許可をもらう
パーツ交換やDIYをする場合は、必ず管理会社や大家さんに確認し、「原状回復」の範囲や注意点をチェックしておきましょう。 - 工事や交換は専門家に依頼するのもOK
配管・配線を伴う工事や大きなパーツ交換は、無理せず専門の業者に依頼しましょう。
トラブル回避のためにも、見積もりや施工記録を残しておくと安心です。 - 共用部や近隣への配慮も忘れずに
浴室の改修でゴミや騒音が発生する場合、必ず近隣や管理会社に事前連絡を。
原状回復・退去時の注意点まとめ
- すべてのDIY・パーツは「元に戻せる」ことが基本
貼って剥がせるシートや後付けパーツは、退去時にしっかり原状回復しましょう。
外したパーツやビスは捨てずに保管しておくと安心です。 - 破損や汚損があった場合の対応
万が一、浴槽や壁に傷・汚れがついた場合は、早めに管理会社へ相談を。自分で直せる範囲か、業者修理が必要かも確認しましょう。 - DIYやリフォームの記録を残す
「何を交換・設置したか」「どのパーツを外したか」など、写真やメモで記録しておくと、退去時のトラブル回避に役立ちます。
まとめ|賃貸でもお風呂はもっと快適に変えられる!
「賃貸だからお風呂リフォームは無理」と諦めていた方も、今日から始められる工夫やアイデアがたくさんあります。工事不要のDIYアイテムや原状回復できる便利グッズを活用すれば、毎日のバスタイムがもっと快適に、もっと楽しく生まれ変わります。
ポイントは、「原状回復ができること」と「事前の確認を怠らないこと」。貼って剥がせるウォールシートやバス用床マット、マグネット収納や吸盤フック、LED照明や防カビグッズなどは、設置も撤去も簡単で賃貸向けリフォームの強い味方です。また、シャワーヘッドやバスミラー、カーテンポールなどのパーツ交換も、元に戻せる範囲であれば積極的に取り入れてみましょう。
管理会社や大家さんへの相談・許可はトラブル防止の基本です。DIYや小さなプチリフォームも、必ず「退去時に元通りにできるか」「設備や共用部に影響がないか」を事前にチェックしましょう。もしもの時のために作業内容を記録しておくこともおすすめです。
「古くて使いにくい」「狭くて寒い」と感じている賃貸のバスルームでも、少しの工夫とアイデアで驚くほど居心地よく、おしゃれで清潔な空間に変わります。
限られた条件の中でも、自分らしいバスルームづくりを楽しんでください。毎日のリラックスタイムが、もっと快適で心地よいものになりますように――。