お風呂

お風呂リフォームと一緒に洗面所も快適にする方法

お風呂リフォームを考えるとき、実は一緒に「洗面所」まで手を入れることで、暮らし全体がグンと快適になることをご存じでしょうか?
朝の支度や帰宅後の手洗い、家族みんなが毎日使う洗面所。けれども、意外と後回しにされがちで「照明が暗い」「寒い」「収納が足りない」「床がベタベタする」といったプチストレスを抱えたままの方が多いんです。私自身、リフォームの現場で「お風呂だけキレイになっても洗面所が古いままでは満足できなかった」というお客様の声を何度も聞いてきました。

実のところ、お風呂リフォームと同時に洗面所もプチリフォームすることで、工事コストを抑えながら“毎日の小さな困りごと”まで丸ごと解決できます。
このページでは、\*\*「お風呂とセットで洗面所も快適にする具体的な方法」\*\*を、現場経験と実例を交えながらわかりやすくご紹介します。
照明・収納・断熱・床材の選び方や、おすすめの洗面台、限られたスペースで満足度を高めるテクニックまで。
暮らしの質を底上げするためのヒントを一緒に考えていきましょう。

洗面所も一緒に快適!お風呂リフォームと同時施工のメリット

洗面所の「ここが不満!」を一気に解消するチャンス

「洗面所の床が冷たい」「朝の身支度が混み合う」「収納が使いづらい」——お風呂リフォームのご相談を受けると、こんな悩みがセットで出てくることが本当に多いです。
特に、築20年以上の住宅では「洗面所のクロスがはがれてきた」「窓から冷気が入ってくる」「照明が暗い」など、細かい不満が積み重なっているケースも珍しくありません。

私が担当した東京都江戸川区のS様邸(築28年)では、お風呂と洗面所の段差解消・床材の貼り替え・照明のLED化・収納棚の追加をまとめて行いました。結果、「朝の身支度がラクになった」「ヒンヤリした足元のストレスが消えた」とご家族全員から好評だったのが印象的でした。

洗面所だけ単独でリフォームするより、お風呂工事と同時に行うことで養生・解体・職人の手配が一度で済み、トータルコストが10〜20%抑えられる場合も多いです。さらに、浴室から洗面所への動線を丸ごと見直すことで、家事効率や使い勝手も格段にアップします。

快適さを底上げ!洗面所リフォームでできること

床の断熱リフォーム
冬場に「洗面所の床が冷たい」と感じるのは、床下に断熱材が入っていないケースが大半です。お風呂リフォーム時に床をはがすタイミングで断熱材を追加すると、ヒンヤリ感がグッと軽減。最近は「クッションフロア+断熱シート」の組み合わせが人気です。
家族の健康やヒートショック対策にもつながるポイントですね。

収納力アップ
洗面台の交換と同時に「壁面収納」や「吊り戸棚」を追加すれば、タオル・洗剤・小物類がすっきり。最近は奥行きの浅いスリム収納や、洗濯機上のデッドスペース活用グッズも豊富です。
現場では「収納を増やして朝の渋滞が解消した」というご家庭も多数あります。

明るさ&清潔感アップ
天井照明のLED化、鏡の裏に照明がつくタイプの洗面台、調光できる間接照明など、プチリフォームでも「明るくなった!」と実感できる工夫が満載。加えて、汚れやすい壁クロスや床材も、抗菌・防カビ仕様を選ぶことで“見えない快適さ”が手に入ります。

水まわりの段差解消&バリアフリー化
古い家では「浴室と洗面所の段差」が5〜10cmある場合も。
お風呂リフォームと同時に床の高さを調整すれば、つまずきにくいバリアフリー仕様が実現します。将来を考えて手すりの設置もおすすめです。

洗面所快適化の費用感・工期目安

洗面所の内装リフォーム(床・壁・天井+照明・コンセント移設)で10万円〜20万円、洗面台の交換はグレードによって8万円〜30万円前後が相場です。お風呂リフォームと同時施工の場合は、合計金額から2万円〜5万円ほど割安になることも多いので、見積もり時に「セット割はありますか?」と必ず確認しましょう。

工期はお風呂と並行で2〜3日程度
単独工事より早く仕上がることもあるので、忙しいご家庭にもぴったりです。

洗面所を“もっと快適”にする具体アイデアと失敗しないための注意点

毎日が変わる!洗面所の快適化アイデア

1. 造作棚・ニッチ収納で空間を有効活用
洗面所は「物があふれやすい」場所の代表格。
最近のリフォーム現場で増えているのが、壁をくり抜いて作る“ニッチ収納”や、ちょっとしたスペースに合う可動式の造作棚
「歯ブラシや化粧小物を出しっぱなしにせず、スッキリ見せたい」というご要望にぴったりです。

2. タオルウォーマー&ヒーターで冬も快適
「脱衣所が寒い」「濡れたタオルがなかなか乾かない」といった声には、壁掛け型のタオルウォーマー人感センサー付きのパネルヒーターが効果的。
設置も簡単な後付けタイプが増えており、電気工事とセットで依頼すると工事もスムーズです。
朝晩の冷え込みが和らぎ、ヒートショック対策にもつながります。

3. うれしい時短!ハンズフリー水栓・広々ボウル
家族が多いご家庭では、ハンズフリー(自動)水栓洗面ボウル一体型カウンターが大人気。
「朝の時間帯でもストレスなく使えるようになった」「水はねや汚れが減った」と好評です。
予算に余裕があれば、収納一体型ミラーやくもり止めヒーター付き鏡なども検討すると“日々の快適度”がグッと上がります。

4. フロアコーティング&防汚クロスでお掃除ラクラク
毎日の手洗い・歯磨きで床や壁は意外と汚れがち。防汚・抗菌クロスや、水拭きOKのクッションフロアを選ぶことで掃除の手間も減ります。
ペットや小さなお子様がいるご家庭でも、長く清潔さを保てるのが強みです。

洗面所リフォームの“盲点”に注意!よくある失敗とプロの対策

1. 電源・コンセント不足で後悔?
「ドライヤーや電動歯ブラシ、洗濯乾燥機…家族が増えるたびに使う家電も増えた!」
そんな声が年々多くなっています。
リフォーム時は必ず「今の使い方+将来の家電追加」を想定してコンセントの位置・数を増設しましょう。
実際の現場では「延長コードでぐちゃぐちゃになった…」というケースが意外と多いので、配線計画はプロにしっかり相談を。

2. 換気と湿気対策が不十分だとカビが発生
洗面所は浴室と隣接しているため湿気がたまりやすい場所です。
24時間換気扇や窓の追加・換気ルートの改善でカビ・結露リスクを最小限に抑えるのが理想。
「窓が小さい/換気扇が古い」と感じたら、この機会にグレードアップを検討しましょう。

3. 動線・ドアの開閉方向も見直しポイント
「洗面所が狭い」「脱衣かごを置く場所がない」「2人並ぶと動きづらい」などの声も多いです。
引き戸への変更や収納レイアウトの工夫で、狭いスペースでもストレスフリーな動線を実現できます。
私自身、現場で「わずか30cmの動線改善」で朝の渋滞が解消したケースを何度も経験しています。

4. 「浴室との一体感」もデザインのポイント
お風呂と洗面所を同時にリフォームするなら、床材・壁クロス・カラーを統一して一体感を持たせるのがコツです。
ちぐはぐな印象を避け、ホテルライクな雰囲気に仕上がるので、見た目にも満足度が上がります。

失敗しない!洗面所リフォーム会社選びと賢い費用の抑え方

リフォーム会社選びの極意

洗面所もお風呂と同時にリフォームする場合、「まとめて頼むからどこでも一緒…」と考えてしまいがちですが、実は施工会社の提案力や経験値によって仕上がりの満足度が大きく変わるものです。

1. 現地調査で「生活動線」「使い方」を細かくヒアリングしてくれる業者を選ぶ
現場経験豊富なリフォーム会社は「朝の家族の流れ」「収納の使い方」「洗濯物の動線」までしっかり確認し、最適なプランを提案してくれます。
「なぜこの位置にコンセントを増設するのか?」「収納は何を想定しているか?」など、理由まで説明できる業者は信頼できる証拠です。

2. 最新設備のショールーム同行やサンプル提示ができるかチェック
カタログだけではわかりにくい「床材の質感」や「洗面台の高さ」なども、ショールームで直接体験できる会社なら安心感が違います。
実際に触れて確かめられると、「想像と違った…」という失敗も減ります。

3. アフターサービスと保証内容はしっかり確認
リフォーム後も長く安心して使えるよう、保証書やアフター点検制度の有無を見積書と一緒にチェック。
トラブル時にすぐ対応してくれるかも事前に聞いておくと安心です。

費用を抑えるコツと補助金の活用法

お風呂と洗面所を同時にリフォームすると「まとめ割引」や「一括発注割引」が適用されることが多く、個別で工事を頼むより2~5万円以上安くなるケースも
現場での養生・解体・職人手配が一度で済むため、コストも工期も圧縮できます。

また、2024年現在、バリアフリー改修や断熱リフォームには国や自治体の補助金が利用できる場合もあります。
たとえば「住宅省エネ2024キャンペーン」や「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などが該当し、手すり設置・段差解消・断熱材施工などは対象工事となることも。
見積もり時に「補助金の活用経験があるか」「申請のサポートはしてくれるか」を必ず聞いてみましょう。

節約ポイントの例

  • 洗面台はショールーム展示品や型落ちモデルを選ぶ
  • 床・壁材は高耐久品でも「色柄やグレード」を見直せばコストダウン可能
  • 既存の棚・ミラーなど再利用できる部分は残す(部分交換で十分な場合も)

将来を見据えたリフォーム計画の立て方

せっかくのリフォーム、5年後・10年後も「やって良かった」と思える空間にしたいですよね。
そのためには、今の不便だけでなく将来の家族構成やライフスタイルも想像してプランニングすることが大切です。

  • 小さなお子さんがいるなら「低めの洗面台」「踏み台収納」
  • ご高齢の家族と同居予定なら「段差解消」「手すり設置」
  • 将来的な介護や水まわり家電の増設を想定して「広めの動線・多めのコンセント」

現場では「洗濯機の買い替え」「衣類乾燥機の追加」など後からレイアウト変更することが多いので、可変性の高い収納や配線計画が喜ばれています。

実例でわかる!洗面所&お風呂リフォーム同時施工の満足ストーリー

家族みんなが喜んだ「洗面所リフォーム」のビフォーアフター

埼玉県川口市のK様ご一家(築26年)は、お風呂と洗面所を同時にリフォームされたケースです。
「朝の支度で洗面所が混雑、収納は足りず、冬はとにかく寒い……」と悩んでおられました。

お風呂リフォームのタイミングで

  • 洗面台の位置変更+二人並べるワイドボウルへ交換
  • 断熱材入りの床材+床暖房を新設
  • 天井照明のLED化&壁クロスの抗菌・防カビ仕様へ
  • 可動棚付き収納の新設
  • ドアを開き戸から引き戸へ変更し動線を改善

これらを一度に実施したところ、「子どもたちと一緒でも混雑しない」「寒さを感じない」「片付けが楽」と家族みんなが大満足。
特に「引き戸+断熱床+明るい照明の組み合わせで、洗面所の居心地が劇的に変わった」とのご感想が印象的でした。

プロの目から見た「同時施工」の利点

現場の視点でおすすめしたい最大の理由は、「生活の動線と仕上がりデザインを一体で考えられる」こと。
浴室と洗面所の入口をそろえて段差レスにし、床や壁紙の色柄もトータルコーディネートできるため、家全体の雰囲気がワンランク上がります。

また、工事の際には既存配管や電気配線の不具合も早期発見しやすく、追加コストや後悔も防げます
一度にリフォームすることで、将来的な水漏れ・結露対策、収納計画、家事動線まで「いまの暮らし」と「これからの暮らし」両方を見据えた設計ができるのも大きな魅力です。

こんな方には同時リフォームが特におすすめ

  • 「冬のヒンヤリがつらい」「朝の洗面所渋滞を解消したい」ご家庭
  • 築年数20年以上で、洗面所や浴室の老朽化が気になる方
  • バリアフリーや省エネ化をまとめて実現したい方
  • 忙しくて何度も工事に立ち会えない方(工事が一度で済む!)

まとめ:お風呂と洗面所の“同時リフォーム”で叶える、ワンランク上の快適生活

お風呂リフォームを検討しているなら、ぜひ「洗面所」も一緒に見直してみてください。
同時施工にすることで、動線やデザインの統一、費用・工期の圧縮、家事のしやすさ、そしてなにより毎日の心地よさが大きく変わります。
現場経験上、「お風呂だけきれいになったら、今度は洗面所が気になって結局また工事…」というご家庭は本当に多いもの。
どうせなら一度の工事で、家族全員の“小さな不満”をまるごと解消してしまいましょう。

これから先も家族が安全に、そして快適に暮らしていくためには、水まわり空間の質が本当に大切です。
たった数日間の工事で、毎日の「朝の慌ただしさ」や「冬の寒さ」「片付けのストレス」から解放されるなら、その価値はきっと想像以上。
あなたの理想や悩み、ご家族のライフスタイルをじっくり話し合いながら、無理のない範囲で最適なプランを見つけてください。

「家族の毎日を、今よりもっと快適に」。
リフォームの一歩が、きっと新しい笑顔と未来につながります。
ぜひ、あなたらしい理想の空間づくりを楽しんでくださいね。

 

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